ニュース 社会 作成日:2021年6月30日_記事番号:T00096975
台東県の産業道路でこのほど、「赤パンツ鳥」と呼ばれ、めったに目にすることのできない幻の鳥が目撃された。普段は人目に付かない森の奥に生息しているが、新型コロナウイルスの域内感染拡大を受けて人間が外出を控える中、人影が少なくなった街中に姿を現したようだ。
目撃された「赤パンツ鳥」はヤイロチョウという渡り鳥で、体長18センチメートルほどと小型だ。緑を基調として青、黄色、栗色、クリーム色、赤、黒の8色を体にまとい、特に腹部から尾にかけて赤い羽毛に覆われていることから台湾では「紅内褲八色鳥」(赤いパンツをはいたヤイロチョウ)と呼ばれる。
ヤイロチョウは毎年4~5月ごろに台湾へやって来て繁殖し、8月ごろ越冬のため南へ向かう。台湾滞在中は森林の奥深くに生息するため、バードウオッチャーの間では、めったにその姿を見ることができない「幻の鳥」として知られる。またその体色は「台湾の夏で最も美しい色」とも言われている。
ヤイロチョウがこのほど、普段は車や人が行き交う台東県池上郷の産業道路の上を歩いているところを地元のバードウオッチャー、許宸説さんが目撃し、写真におさめた。
許さんはヤイロチョウが産業道路に現れたことについて、全県市で新型コロナ防疫レベル第3段階(レベル3)が維持されて街の人影が減り、大胆になって「街ぶら」に出掛けたに違いないと推測した。
この他、1カ月以上休園している新北市三峡区の森林公園、満月円国家森林遊楽区でも、▽ルリチョウ、▽サンケイ、▽テッケイ(タイワンコジュケイ)、▽ズグロミゾゴイ──などの鳥が、普段は近づかない歩道に姿を見せたと報告があった。
同園では鳥以外に、▽キョン、▽シナイタチアナグマ、▽タイワンアオヘビ──などの哺乳類や爬虫類も、園内を活発に動き回っている様子が監視カメラに捉えられており、人間のいない環境を大いに楽しんでいるようだ。
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