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国碩科技にインサイダー疑惑、10人を聴取


ニュース 電子 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009699

国碩科技にインサイダー疑惑、10人を聴取

 
 光ディスクメーカーの国碩科技(ギガストレージ)が11億台湾元(約38億2,000万円)の損失発生に関する情報開示を怠り、同社と関係が深い企業がインサイダー取引で1億2,000万元余りの不当な利益を上げていた疑いが強まったとして、新竹地検は20日、関係先を家宅捜索するとともに、陳継仁同社総経理を含む10人から事情を聴いた。21日付工商時報が伝えた。

 行政院金融監督管理委員会(金管会)は、国碩科技が昨年4月、フィリップスとの特許訴訟の和解金で11億5,000万元の損失を出したにもかかわらず、故意に公示を遅らせたとみている。

 インサイダー取引の疑いが浮上している加和紙業、順利磁磚など3社は、損失発生の公示前に国碩科技の株式を高値で売り抜け、後日安値で買い戻していた。金管会は今年6月に証券取引法違反の疑いで新竹地検に刑事告発していた。