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聯発科の携帯電話用IC、中国市場で回復の兆し


ニュース 電子 作成日:2008年8月21日_記事番号:T00009703

聯発科の携帯電話用IC、中国市場で回復の兆し


 IC設計最大手、聯発科技(メディアテック)の7月の連結売上高は85億8,500万台湾元(約300億円)となり、今年最高を記録した。これは主に中国携帯電話メーカーによる中国国慶節(10月1日)前後の連休シーズンに向けた、携帯電話用ICの積極的な在庫確保が理由とみられる。聯発科では、中国ホワイトブランド(中国地場ブランドの総称)携帯電話市場は予想よりも楽観的な見通しとなっており、8月の業績は7月よりもさらによくなるとの見方だ。21日付工商時報が報じた。

 またライバルの中国企業、展訊通信(スプレッドトラム)は第3四半期売上高の約50%減少が予測されており、同社のシェアを聯発科が奪ったことも7月の業績が比較的好調だった要因とみられる。

 しかし同社では、第3四半期の受注状況からみて、携帯電話およびテレビ用ICの成長に比べ、DVDドライブなど光学ドライブ用ICの成長が低いことや、第3四半期に予想されるクリスマス向け需要に消極的な見方となっていることから、第3四半期の売上目標は8~10%成長を維持する考えだ。第4四半期については「見通しは依然不透明」としている。