ニュース 社会 作成日:2021年7月6日_記事番号:T00097067
新型コロナウイルス感染症の防疫レベル第3段階(レベル3)が12日に期限を迎えた後の規制緩和への期待感が高まる中、蘇貞昌・行政院長は5日の拡大防疫会議で、現時点で防疫レベル3の全面解除の条件は満たしていないが、大多数の県市で感染拡大が抑制されているとした上で、業界別の管理措置を調整する余地があり、各部会(省庁)に計画と準備を指示したと述べた。今週、中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)が業界別の関連ガイドライン(指針)を発表する予定だ。6日付経済日報などが報じた。
蘇・行政院長(後左2)は、ホットスポットに対する個別の規制強化については、指揮センターがこれから管理規定をまとめると説明した(5日=中央社)
事情に詳しい官僚によると、飲食店の店内飲食禁止は検討中で、解禁した場合は▽座席間隔の確保「梅花座」、▽アクリル板などの設置、▽社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保、▽人数制限──などが必要となる。
映画館や図書館、文化・芸術ホールなどについても規制緩和を検討しており、▽静態の場所、▽十分なスペースがある、▽近距離での接触が不要、▽人の流れを管理できる──などが条件となる見通しだ。
蘇・行政院長は、台湾は1日生活圏で、規制の見直しは全県市一致が原則とし、クラスター(感染者集団)発生のホットスポットなど特殊な事情がある場合のみ、地域ごとに個別に規制を強化すると述べた。
一方で、指揮センターが防疫レベル3の延長を決定した場合について、行政院の羅秉成・報道官は先日、14日間が観察の周期で、新たな期限は26日あたりとなると述べていた。
レベル3の条件は、▽1週間に3件以上のクラスター、▽または1日に10人以上の感染経路不明の域内感染の確認──。
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