ニュース 医薬 作成日:2021年7月8日_記事番号:T00097117
台湾が民間主導で導入を目指す独ビオンテック(BNT)製の新型コロナウイルス感染症ワクチンについて、ドイツのトーマス・プリンツ駐台代表は7日、中央社のインタビューに応じ、「台湾のワクチン購入過程は障害に直面している」とし、交渉が政治的な影響を受けていることを認めた。また、関連交渉はまだ進行中で、「まだ成功には至っていない」とした。中央社電などが伝えた。
プリンツ駐台代表は、中国からワクチンを輸送するのか、ドイツから輸送するのかなど詳細は未定で、合意までの道のりは容易でないと指摘した(7日=中央社)
プリンツ代表は「ドイツ政府は公共部門として交渉には関与していないが、手をこまぬいているわけではない」と述べた上で、「ドイツ政府はワクチン取引が政治による干渉を受けないことを願っている」とし、各方面に重ねて交渉の席に着くよう説得を試みたと明かした。
台湾のワクチン確保が遅々として進まない中、ワクチンの接種時期は見通せない状況が続いている。
蘋果日報によると、台湾に7日までに到着したワクチンは約590万回分。8日午後には、日本による追加支援分のアストラゼネカのワクチン113万回分が到着した。
今後のワクチン到着見通しからみて、「8月末にはワクチンの輸入量が累計で1,703万回分に達し、50~64歳の人が接種を完了するのは9月末になる」(万芳医院感染科の李文生・主任医師)との見方が示されている。
また、中国医薬大学附設医院(チャイナ・メディカル・ユニバーシティ・ホスピタル)感染コントロールセンターの黄高彬・副院長は、「1,703万回分が順調に到着すれば、11月までに40~44歳の人もワクチンを打てるのではないか」と述べた。
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