ニュース 社会 作成日:2021年7月8日_記事番号:T00097128
花蓮県の沿岸部、豊浜郷の観光スポット「石門班哨角休憩区」に設置され、写真撮影スポットとして人気を呼んでいたハート型の石のオブジェが7日、バラバラに砕けているところを発見された。同スポットは、新型コロナウイルスの市中感染拡大により防疫レベルが第3段階(レベル3)に引き上げられたことを受けて一時閉鎖されており、「観光客が来ないことで、『心が折れた』のではないか」との声が出ている。
ハート型オブジェの前でこれまでに、永遠の愛を誓ったカップルたちも残念がっていることだろう(7日=中央社)
石門班哨角休憩区は、かつて軍が沿岸部防衛のために設置した監視施設「班哨」を地元自治体が再利用し、2012年に観光スポット化した場所で、大海原を望む自然豊かな絶景が売りとなっている。
ここには、広大な太平洋を背景に大人の背丈ほどもある石でできた2つのハート型のオブジェが設置されており、カップルが記念写真や結婚写真を撮影する場所として人気を集めていた。
7日午前8時ごろ、休憩区を清掃に訪れた作業員が、ハート型オブジェの1つが地面に倒れ、バラバラになっているところを発見した。すぐに豊浜郷公所に通報した。
通報を受けて現場を確認した郷公所の鄭立渝・秘書は、オブジェは設置されて10年近くが経過しており、潮風や波、地震などの影響でもろくなっていたと指摘。さらに前日の午後6時26分と7日午前3時21分にマグニチュード4.5と4.2の地震が相次いで発生したことで砕けてしまったとの見方を示した。
修復は不可能な状態で、今後、地元の芸術家と協議し、地元に関連性のあるテーマのアート作品を設置して改めて観光地化したい考えだ。
石門班哨角休憩区のほか、日本時代に作られた海岸沿いの断崖の小道「海上古道」や、内部に湖があることで知られる鍾乳洞「月洞」など周辺の観光スポットも閉鎖されている。漁業で生計を立てる地元住民は、捕った魚やロブスター、海藻をレストランに持ち込んでも買い取ってもらえない状況で、「まさに心が折れそうだ」と嘆いている。
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