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愛台12建設に1703億元、09年予算案が閣議決定


ニュース その他分野 作成日:2008年8月22日_記事番号:T00009714

愛台12建設に1703億元、09年予算案が閣議決定

 
 行政院会議(閣議)は21日、2009年度の中央政府総予算案を承認した。そのうち馬英九政権の公約でもあり、12項目のインフラ建設を推進する「愛台12建設プロジェクト」に対しては1,703億台湾元(約5,900億円)が計上された。内訳は、▽台湾全土の交通ネットワークを整備する「全島便捷交通網」、653億元▽「洪水防止・治水」、379億元▽IT(情報技術)化推進の「インテリジェント台湾計画」、242億元▽桃園空港周辺の包括的整備を推進する「桃園航空城」、14億元──など。22日付工商時報が報じた。

 09年度総予算案では、歳入が前年比5.2%増の1兆7,052億元、歳出は同6.9%増の1兆8,300億元となっており、過去5年間で最大規模の歳出超過だ。工商時報では、「これは1年目は経済振興のために財政拡大策をとる新政府の方針」と分析している。歳出目的別では「教育・科学・文化支出」が3,430億元で全体の18.7%を占めトップ、「経済発展支出」は2,652億元で14.5%の第4位だったが、前年比509億元、23.8%増加しており、成長率ではトップとなった。

 また、公共建設には前年比789億元、約57.9%増の2,151億元、科学技術関連には前年比9.2%増の1,008億元、弱者保護を目的とする低所得者層への補助、社会福祉の増進および医療衛生の強化には前年比300億元増の963億元を計上した。
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