衛生福利部中央健康保険署（衛福部健保署）は９日、同署のスマートフォンアプリ「健保快易通」に新型コロナウイルス感染症のワクチン接種と検査の記録を表示できる機能を追加した。農産物市場運営会社、台北農産運銷（北農、TAPMC）の青果卸売市場で新型コロナウイルスのクラスター（感染者集団）が発生し、市場への進入にワクチン接種か検査での陰性の証明が必要になったことを受け、手軽に利用できる通行証としての機能を持たせた。レストランでの飲食時や出境時など各場面での活用が期待されている。10日付自由時報などが報じた。
アプリ「健保快易通」で、新型コロナワクチン接種と検査の記録を確認できる（ＹＳＮ）
健保署の蔡淑鈴・副署長は、「健保快易通」から政府のワクチン接種予約システムにアクセスし、接種の予約もできるようにすると説明した。
中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）指揮官の陳時中・衛福部長は10日、ワクチンの接種歴を公的に証明する「ワクチンパスポート」の発行については現在検討を進めていると明らかにした。
陳・衛福部長は11日、新型コロナは今後、季節性インフルエンザのようなものになる可能性が高いと話した。また、2023年まで安心して海外に渡航できないとの医学界の見方に対し、陳・衛福部長は、そこまで遅くはならないとの見通しを示した。
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