ニュース 政治 作成日:2021年7月14日_記事番号:T00097231
日本政府は13日の閣議で2021年版防衛白書を了承した。台湾情勢を巡っては「台湾をめぐる情勢の安定は、わが国の安全保障にとってはもとより、国際社会の安定にとっても重要であり、わが国としても一層緊張感を持って注視していく必要がある」と明記した。こうした認識が防衛白書に盛り込まれるのは初めてだ。
白書は、中国軍機による台湾側への進入も取り上げた(13日=中央社)
例年の防衛白書では台湾が中国と同じ項目で扱われてきたが、今回は中国の項目とは別に「米国と中国との関係」という項目で台湾を扱った。自由時報は「岸信夫防衛相の台湾に対する友好ぶりと尊重が感じられる」「中国の軍事力増強に対し、台湾有事は日本の有事だという強い警戒感を明確に表明したものだ」などと報じた。
白書は「中国は台湾周辺での軍事活動をさらに活発化させている」とした上で、「中台間の軍事的緊張が高まる可能性も否定できない状況となっている」と指摘。「バイデン政権がトランプ政権と同様、軍事面において台湾を支援する姿勢を鮮明にしていく中、台湾を核心的利益と位置付ける中国が米国の姿勢に妥協する可能性は低いと考えられ、台湾をめぐる米中間の対立は一層顕在化していく可能性がある」との見方を示した。
一方、岸防衛相は記者会見で、「米中の軍事的なパワーバランスの変化が地域の平和と安定に影響を与える可能性がある」とし、白書で両国の対立に関する記述が増えたと説明した。
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