ニュース 政治 作成日:2021年7月15日_記事番号:T00097251
国防大学中共軍事事務研究所はこのほど、大陸委員会(陸委会)の委託でまとめた軍事演習分析報告を通じ、中国軍が台湾周辺のバシー海峡や宮古海峡の掌握を図る可能性があると指摘した。15日付自由時報が伝えた。
報告は中国軍が台湾に対する軍事行動に勝利するため、米軍の介入に対抗する作戦能力を備える必要があると認識しているとし、中国軍による台湾への軍事行動の成否は米中両軍がバシー海峡や宮古海峡を掌握できるかに懸かっていると分析した。
報告は中国軍が海空共同作戦や海岸部からの遠距離攻撃能力による支援で両海峡の掌握に成功し、海空の兵力を西太平洋に展開することで米軍の介入に対抗する作戦能力を示せれば、米国は台湾海峡での衝突にスムーズに介入できず、政治交渉で解決を目指すことになり、台湾海峡情勢は中国有利に傾くと警告した。
ただ、報告は現時点で中国軍が台湾周辺で実行している作戦は、台湾内部に中国による武力侵攻への恐怖心理を生じさせ、軍事的手段で台湾独立活動を抑止することが主な狙いであり、台湾の住民は中国の認知戦(世論に働き掛け、政治指導者の決断を左右する概念)を理解し、惑わされるべきではないと結論付けた。
一方、米海軍長官に指名されたカルロス・デル・トロ氏は13日、上院軍事委員会で人事承認のための公聴会に臨み、中国の脅威を重視する立場を示した上で、「今後は可能なあらゆる方式で台湾を防衛する」と述べた。
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