ニュース 医薬 作成日:2021年7月16日_記事番号:T00097269
アストラゼネカ(AZ)の新型コロナウイルス感染症ワクチンを接種した後に、故意にモデルナのワクチンを接種するケースが相次いでいる。台中市では、5人が簡易接種場で全民健康保険カード(健保カード)のオフラインシステムを使用していることを利用し、ワクチン接種記録カード(黄卡)を提示せず、健保カードに貼られた1回目のアストラゼネカのワクチン接種済みのシールを剝がして、モデルナのワクチンを接種した。中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は、故意に異なる種類のワクチンを接種する「異種混合接種」には、罰則を検討していると表明した。16日付自由時報が報じた。
台中市の簡易接種場では、現場スタッフが高齢者の様子がおかしいのに気づき、混合接種を阻止した(15日=中央社)
台中市政府は、政府の規定に沿わずに接種した場合、予防接種による健康被害救済を申請できないと警告した。また、簡易接種場でもオンラインシステムが利用できるよう、カード読み取り機などの設備を購入した。
一方、台北市では14日、高齢者1人がアストラゼネカのワクチン接種後に、モデルナのワクチンを接種しようとしたが、現場スタッフが気付き、混合接種は認められていないと説明し、接種させなかった。
基隆市では、1回目にアストラゼネカのワクチンを接種していた68歳と69歳の医師2人が13日、ワクチン接種場でモデルナのワクチンを接種しようとして、現場スタッフに阻止された。医師2人は、スタッフがワクチン接種通知書を点検した際に、1回目にアストラゼネカのワクチンを接種したことを申し出なかった。
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