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半導体自給自足に否定的意見、APECで張忠謀氏/台湾


ニュース 電子 作成日:2021年7月19日_記事番号:T00097289

半導体自給自足に否定的意見、APECで張忠謀氏/台湾

 ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)創業者の張忠謀(モリス・チャン)氏は16日、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の非公式首脳会議にテレビ会議方式で出席し、半導体サプライチェーンの在り方について、半導体不足に対抗し、各国が自給自足を進めることには否定的な考えを表明した。17日付工商時報が伝えた。

/date/2021/07/19/01Morris_2.jpg張氏は、台湾の新型コロナ感染対策について、人口2,300万人に対し、過去1年半の感染確認は約1万5,000人で、人口比は0.07%だったと説明した(16日=中央社)

 張氏は「時の流れを逆に戻そうとすれば、コスト上昇を招くのみならず、技術進歩の遅れを招く。多額の金銭と時間を費やしても、結局は十分な自給自足ができず、高コストのサプライチェーンになる」と持論を展開。「自由貿易システムに基づくサプライチェーンが最善だ」と強調した。名指しを避けてはいるが、半導体の国産化を進める米中を念頭に置いた発言とみられる。

 張氏はまた、新型コロナウイルスの感染拡大について、「台湾はさらに多くのワクチンを必要としており、速やかに取得したい」と述べ、自国の必要量以上のワクチンを保有するAPEC加盟国に支援を求めた。