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《新型肺炎》27日より防疫レベル2、屋内50人の会合可能・台北新北は店内飲食禁止(トップニュース)/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年7月23日_記事番号:T00097385

《新型肺炎》27日より防疫レベル2、屋内50人の会合可能・台北新北は店内飲食禁止(トップニュース)/台湾

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)は23日、新型コロナウイルス感染状況が落ち着いてきたことを受け、27日から8月9日まで、防疫レベルを第2段階(レベル2)へと引き下げると発表した。指揮センターの原則を基に、各部会(省庁)はガイドライン(指針)を制定し、地方政府は感染状況に応じて調整することができると説明した。会合の人数上限は、屋内は4人から50人に、屋外は9人から100人へと緩和し、展示会や大型会議の開催も可能になる。一方、指揮センター指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は、企業に強制することはできないが、できる限りテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)を続けた方が好ましいと述べた。中央社電などが伝えた。

/date/2021/07/23/00chen_2.jpg陳・衛福部長は、コロナ疲れを防ぐため、一部の規制緩和を行うが、依然として防疫上のルールは遵守する必要があると強調した(衛福部疾病管制署YouTubeより)

 指揮センターの原則は▽飲食時以外の外出時の全行程マスク着用、▽実聯制(連絡先など最低限の個人情報を取得し、最大28日間保管)、▽社会的距離(ソーシャルディスタンス)の確保、▽営業場所や公共の場所は、屋内は1人当たり1.5メートル(2.25平方メートル)、屋外は1メートル(1平方メートル)──を遵守する。会合は、屋内は50人、屋外は100人までとし、上限を超える場合は、防疫計画の提出が必要。飲食店の店内飲食は衛福部の規定に従う。

 侯友宜・新北市長は23日、新北市では飲食店の店内飲食禁止を継続すると表明した。

 柯文哲・台北市長も、台北市と新北市は足並みを揃え、人が集まって食事をするのは一番最後に解禁すると述べた。

団体旅行も50人まで

 指揮センターの発表によると、団体旅行ツアーの人数は50人以下へと、現行の9人以下から引き上げる。団体旅行ツアーで利用するバスは、座席間隔を確保し、大型バスで最大20人に乗車を制限する。

 このほか、コンビニエンスストアなど売り場内のイートインでの飲食を解禁する。一般の飲食店同様、衛福部の飲食業防疫管理措置に定められた▽座席間隔の確保「梅花座」や仕切り板の設置などによる社会的距離の確保、▽実聯制──などを遵守する。

 美容スパ業、マッサージ業、整体など民俗調理業は予約制で、密閉された空間以外で施術を行う場合は再開できる。一方、マスクを下ろして行うフェイシャル・マッサージなどの施術はできない。

 幼稚園や託児所、児童課後照顧服務中心(学童保育)、塾は条件付きで再開する。教師や従業員は、▽新型コロナ感染症ワクチンを接種していない、または接種後14日を経過していない場合は3日以内の陰性証明があること、▽3~7日ごとの簡易検査実施──が必要。また、幼稚園や託児所は、教師や従業員のワクチン接種率が80%以上であることが求められる。風通しの悪い施設は開放できない。

高鉄・台鉄、乗客7割上限に

 台湾高速鉄路(高鉄)と台湾鉄路(台鉄)は、座席間隔を確保するため、乗客数の上限を7割とする。車内やコンコース、待合スペースなど、飲食スペース以外で飲食はできない。

 芸術ホールは観客を収容しての公演も解禁される。舞台と観客席の間は3メートル以上空け、観客席では「梅花座」など座席間隔を空ける。座席の決まっていない立ち見席は販売できない。

マスク着用できるかが鍵

 一方で、▽ダンスホール業、▽舞踏ホール業、▽酒接待飲食業、▽バー業、▽特殊喫茶室業、▽カラオケ業、▽サウナ業、▽ナイトクラブ業──の解禁は見送られた。陳・衛福部長は22日、八大産業の解禁はまだ先と語っていた。

 このほか、全行程でのマスク着用が不可能なプール、海岸などでの水場での活動も禁止だ。ただし、水場での活動は一人で実施し、他人との接触がない場合は認められる。

 

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