ニュース 社会 作成日:2021年7月26日_記事番号:T00097430
23日に開幕した東京五輪で、2日目の24日に柔道男子60キログラム級に出場した台湾の楊勇緯選手(23)が見事銀メダルを獲得。今回の五輪で台湾に初めてのメダルをもたらした。素晴らしい戦いぶりもさることながら、その「イケメン過ぎる」容姿にも注目が集まっている。
楊選手が思わず銀メダルを頬に押し当てる姿がかわいいと話題になった(24日=中央社)
1997年、屏東県で原住民パイワン族の家庭に生まれた楊選手は、母親が柔道選手だったことから幼少期より兄、楊俊霆さんとともに競技を始めた。
順調に力を付け、20代になると世界でも優秀な結果を残すようになり、これまで18年のアジアオープン・台北で優勝、19年のグランドスラム・大阪で3位、20年のグランドスラム・デュッセルドルフで2位、今年1月のワールドマスターズで2位と、次々と好成績を挙げ、東京五輪前には家族に対し「自分には世界のトップレベルと互角に渡り合える力がある」と、自信を見せていたそうだ。
その言葉通り、楊選手は24日、五輪初戦の3回戦でブルガリアのヤニスラフ・ゲルチェフ選手を横四方固による1本勝ちで下すと、準々決勝でオランダのトルニケ・ツヤカドエア選手、準決勝でフランスのリュカ・ムケジェ選手を得意の寝技で次々と強敵を撃破し、ついに決勝の舞台に進んだ。
決勝の相手となった日本の高藤直寿選手(28)とは、今年4月に開催されたアジア・オセアニア選手権の決勝で顔を合わせるなど、これまで何度も対戦経験があり、互いに手の内を知り尽くしていたようだ。
そんな背景もあり、決勝で楊選手は得意の寝技を封じられ、攻めあぐねていたところ、規定時間の4分間に2回の「指導」を受けた。延長戦に入って3分が経過した際、3回目の指導を受けたことで反則負けとなり、惜しくも金メダルを逃した。
この結果に対し、台湾では審判の判断基準に不満を示す声も出ているが、楊選手は「私に指導を受けさせて勝利するのが相手の作戦だったかもしれない」と語り、「残念な気持ちもあるが、うれしさの方が大きい」と喜んだ。
楊選手のメダル獲得は、東京五輪で台湾初というだけでなく、開幕からの最速、台湾柔道界初、台湾男子で17年ぶりという記録ずくめの快挙となった。
スラリとした体格にモデルのような端正なマスクを備えた楊選手の容姿が大きな注目を集め、3度の指導は「イケメンすぎることに与えられた」というジョークも出回っている。そんな楊選手が諦めずに何度も高藤選手に立ち向かっていく姿は、台湾のみならず、日本のファンの心もつかんだようで、インスタグラムのフォロワー数は一夜にして1万5,000人から15万人へと、約10倍に急増し、26日午後3時時点で27万1,000人まで増加した。
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