ニュース 社会 作成日:2021年7月30日_記事番号:T00097531
23日に開幕した東京五輪で、台湾勢の活躍が続いている。29日に行われたバドミントン男子ダブルスの準々決勝では、王斉麟(26)・李洋(25)ペアが、日本の遠藤大由(34)・渡辺勇大(24)ペアを2-0のストレートで下し、台湾のバドミントンのダブルス史上初となる五輪での準決勝進出を決めた。試合終了後には、日台の両ペアがお互いを讃え合うシーンがみられた。
試合に勝って喜ぶ王選手(前)と李選手(後)。李選手は、インドとの試合に負けたときは、自分も宿舎に戻って涙を流したと明らかにした(29日=中央社)
世界ランキング3位の王・李ペアが出場した準々決勝の試合は29日正午過ぎに開始した。対戦相手は、世界ランキング4位の日本の遠藤・渡辺ペア。台湾ペアが第1ゲームを21-16で先制すると、第2ゲームはどちらでも譲らない大激戦となった。一時は同点に追い付かれたが、最後は21-19で台湾ペアが逃げ切り、準決勝への切符を勝ち取った。
試合終了後、渡辺選手は悔しさの余り涙を流した一方で、台湾ペアに向って親指を立てて「いいね」のサインを送った。台湾ペアは深々としたお辞儀と拍手で応えた。また、試合終了後のメディア取材エリアで日本ペアを見掛けると、王選手は渡辺選手にハグをした。渡辺選手は、「You must win(必ず勝って)」とエールを送った。
渡辺選手のこうした姿は、王選手に感動を与えたようで、王選手は同日夜、フェイスブック(FB)に「試合終了後に、スポーツマンシップ精神や態度を持った対戦相手を見て、彼らに対して改めて深い尊敬の念を抱いた」と投稿した。王選手は、「普段は渡辺選手と試合会場で会ったらあいさつし、試合結果について話をするなどちょっとしたおしゃべりをするぐらいで、特別に仲がいいというわけではない。ただ、彼はいつもニコニコしていて、すごくいい人だと感じていた。日本で五輪が開催され、負けた後にあのような言葉を掛けてくれるとは思わず、すごくうれしかった」と語った。
また、渡辺選手が涙を流したことは李選手にも感銘を与えたようで、李選手は、「スポーツ競技は本当に現実的なもので、彼もすごく大変だったと思う。自分たちも頑張って2ゲーム戦ったことで、メダル獲得の機会を得ることができたので、つかみ取りたい」と語り、渡辺選手の言葉に応える姿勢をみせた。
王・李ペアの準決勝の試合は、台湾時間きょう30日午後5時15分ごろに開始する。対戦相手は世界ランキング2位のモハンマド・アーサン選手(33)、ヘンドラ・セティアワン選手(36)のペアで、決勝戦進出をかけて戦う。
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