ニュース 社会 作成日:2021年8月4日_記事番号:T00097607
現在開催中の東京五輪で台湾代表選手が目覚ましい活躍を見せているが、メダリストなど優秀な成績を残した選手には、中央政府および地元の県市政府から報奨金が授与される。ただ県市政府が規定する報奨金の額は大きく異なり、金メダルを獲得したバドミントン男子ダブルス、王斉麟選手(26)・李洋選手(25)ペアの間で報奨金に300万台湾元(約1,170万元)以上の格差が生まれる事態となった。
バドミントン男子ダブルスの王選手(右)と李選手(左)は31日、中国ペアを下し、初の金メダルに笑顔を見せた(31日=中央社)
教育部体育署の規定によると、五輪で優れた成績を残した選手には「国光体育奨章」として▽金メダル、2,000万元、▽銀メダル、700万元、▽銅メダル、500万元、▽4位、300万元,▽5〜6位、150万元,▽7〜8位、90万元──の報奨金が授与される。これに加え、各県市政府も、地元に戸籍のある選手が活躍した場合に報奨金を授与する制度を設けている。
金メダルを獲得したバドミントン男子ダブルス、李選手が戸籍地とする金門県政府は先週、同選手に472万5,000元の報奨金を授与すると発表した。一方、パートナーの王選手が戸籍を置く台北市から受け取る報奨金は152万8,000元にとどまり、2人の間で大きな差が生まれてしまった。
これについて柯文哲・台北市長は「戸籍地の違いで報奨金の額が異なるのは道理に合わない」とコメントした。その後、同市は国光体育奨章獲得者にはその報奨金の5%に相当する額、および2年分のトレーニング費用を支給すると表明したが、それでも王選手の報奨金は、李選手に届かないようだ。
また、重量挙げの女子59キログラム級で金メダルを獲得した郭婞淳・選手(27)が戸籍を置く台東県政府の報奨制度によると、同選手に授与される額は21万元となるが、特別に100万元に増額されることが決まった。
柔道の男子60キログラム級で銀メダルを獲得した楊勇緯選手(23)の戸籍地、台中市の盧秀燕市長は3日、報奨金の額を▽金、300万元(従来は15万元)、▽銀、200万元(9万元)、▽銅、100万元(6万元)──に引き上げると発表した。これにより楊選手は、金メダルの郭婞淳・選手の2倍に当たる額の報奨金を地元政府から受け取るという逆転現象が起きている。
このほか、銀メダルを獲得したアーチェリー男子団体のメンバー間でも、地元政府からの報奨金が▽湯智鈞選手(20、新北市)、143万2,000元、▽魏均珩選手(27、桃園市)、75万元、▽鄧宇成選手(22、台北市)、35万元+トレーニング費用──と大きな格差が生まれた。今後チームワークに亀裂が生じないか心配だ。
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