ニュース 政治 作成日:2021年8月5日_記事番号:T00097624
シンガポールのリー・シェンロン首相は3日、中国に対する強硬姿勢を強める米国政府に対し、「非常に危険な状況に陥る可能性がある」と指摘した。その上で台湾が米中間の潜在的な「発火点」だとの見方を示した。5日付聯合報などが報じた。
リー首相は米シンクタンク「アスペン」が主催した安全保障フォーラムにビデオ会議方式で参加した。中国市民にとって台湾問題は、国家の核心的利益に関わる最重要課題であり、台湾独立は絶対的な「赤信号」となると指摘した。一方で、リスクや代償を考慮すると、現時点で中国政府が台湾に対し一方的な動きを取ることはないとの見方を示した。
リー首相は、台湾海峡にとって米国の立場は重要な鍵を握るとの見方を示しつつ、米国のロイド・オースティン国防長官が7月に、台湾問題について一方的に現状を変えたいと望むものはおらず、米国は「台湾関係法」と「一つの中国」政策に基づき、台湾の自衛能力維持を支援すると表明したことを評価し、「こうした慎重な姿勢を一貫すれば、台湾海峡の平和と安定は維持できる」と語った。
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