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歌林が2回目の不渡り、上場廃止の危機に


ニュース 家電 作成日:2008年8月25日_記事番号:T00009770

歌林が2回目の不渡り、上場廃止の危機に

 
 家電大手の歌林(コリン)は22日、華宇光能に対し振り出した2,000万台湾元(約7,000万円)の約束手形が不渡りになったと発表した。歌林は7月末に出した5,000万元の不渡りに続く2回目の不渡りとなり、仮に3回目の不渡りを出す事態となれば上場廃止の処分を受ける可能性が高まる。23日付工商時報が報じた。

 歌林は液晶テレビ用部品の主要な出荷先である米シンタックス・ブリリアン(SBC)が経営破たんしたことが原因で、急速に資金繰りが悪化している。

 華宇光能は今回不渡りになった約束手形のほか、歌林に対し1億7,200万元の売掛債権がある。不渡り発生を受け、華宇電脳は第3四半期に債権償却準備金を計上する予定で、最終的に1億9,200万元を損失処理する見通しだ。

 華宇光能は過去に歌林向けに液晶スクリーンを生産していた。華宇光能は「取引金額は大きくないが、歌林の経営が苦境に陥ったのは予想外だ」とコメントした。