ニュース 社会 作成日:2021年8月10日_記事番号:T00097707
中南部を中心に7月31日以降、豪雨や大雨が続き、農業県の雲林県や嘉義県で農作物に被害が生じている。野菜は値上がりし、キャベツは1玉当たりでは約125台湾元(約500円)となった。
ある主婦は、豪雨の前から野菜が2倍に値上がりしており、モヤシなど比較的安い野菜ばかり食べていると話した(10日=中央社)
交通部中央気象局の統計によると、7月31日からの10日間の累計雨量は、高雄市桃源区の御油山気象観測所で2,579.5ミリメートルと、全土最高を記録した。続いて、高雄市茂林区の多納林道観測所の2,466.5ミリ、屏東県三地門郷の尾寮山観測所の2,286.5ミリだった。また、雨量上位100位は全て中南部で、北部の観測所は見当たらなかった。
中央気象局の黄恩鴻・予報員は、全土の年間平均雨量は2,207ミリ前後、高雄市は2,162.5ミリで、数字だけ見ると、中南部ではこの10日間で1年分以上の雨が降ったことになると指摘した。
週末の台風9号(アジア名・ルピート)接近などによる豪雨により、彰化県以南の7県市で農産物に被害が発生した。特に葉野菜の60%を供給する雲林県と、20%を供給する嘉義県で被害が出たことで、台北市の青果卸売市場では最近、野菜の出荷量が通常の1,300トン前後に比べ、100トン以上減少している。
青果卸売市場では8日、野菜全体の1キログラム当たり卸売価格が47.1元と今年の最高を記録し、10日には48.7元まで値上がりした。
うち葉野菜の卸売価格は、8日が1キロ当たり40.3元、10日が40.2元と高水準で推移している。
キャベツは8日の35.5元から10日は30.8元まで戻した。山間部で栽培されている「初秋」と呼ばれる品種は、豪雨による被害が出なかったためだ。しかし、出荷される葉野菜の数量、種類が減少する中、代用品として使用されるケースが増えたことで、キャベツの10日の小売価格は1台斤(600グラム)当たり49元と、前日比約10元上昇し、1玉当たりでは約125元となっている。
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