ニュース 石油・化学 作成日:2021年8月11日_記事番号:T00097720
ABS樹脂大手、奇美実業の中国法人、漳州奇美化工のABS樹脂・AS樹脂プラント(年産60万トン)がこのほど、福建省漳州市の古雷経済開発区に一部完成した。中国では江蘇省鎮江市に続く2カ所目の生産拠点となる。11日付工商時報が伝えた。
プラント工事は総合エンジニアリング大手の中鼎工程(CTCI)傘下の京鼎工程建設(CTCI北京)が請け負った。うち年産45万トン規模のプラントが5月に先行して完成し、7月から試験操業に入った。9月にも正式に生産を開始する。また、年産15万トン規模のプラントも工事が進んでおり、2023年7月に量産開始予定だ。その段階で年産60万トンとなり、世界最大級のABS樹脂生産拠点となる。
ABS樹脂は中国の家電、自動車、バイク業界で需要が高まっている。古雷経済開発区では原材料となるスチレンやブタジエンが生産されており、調達に至便だ。
中鼎工程はこれまでも鎮江で奇美実業のABS樹脂、耐衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ソリューション・スチレン・ブタジエンゴム(SSBR)プラントを受注した実績がある。
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