ニュース 社会 作成日:2021年8月12日_記事番号:T00097755
新型コロナウイルスの域内感染が拡大して以降、外出を自粛し、日用品や食料を宅配アプリで購入する市民が増えている。こうした中、アプリの支払いに関する仕組みを悪用し、他人のクレジットカードを使って大量の日用品を購入した疑いで、34歳の男が警察に逮捕された。被害者は20人以上、被害総額は約800万台湾元(約3,200万円)に上るとみられる。
宅配アプリの多くは、利用者が商品を購入してクレジットカードで支払う場合、携帯電話のショートメッセージを通じて認証を行う仕組みを採用しているが、クレジットカードとショートメッセージの電話番号の名義人が一致する必要はない。
警察の調べによると、逮捕された男は通信関連の業務に就いており、立場を利用してプリペイドカード式などの携帯電話番号約30件を不正に取得したとみられる。その上で何らかの方法で第三者から被害者のクレジットカード情報を入手。宅配アプリにこのクレジットカードと認証用ショートメッセージの送付先として事前に用意した電話番号を指定し、大量の商品を購入していた。
さらにこの男は、他人のクレジットカードを使用して購入した大量の商品をインターネット上の共同購入サイトを通じて約5割引きで販売し、約400万元の利益を挙げていた。
男は、新北市三重区に倉庫を借りて不正購入した商品を保管し、別の人物に管理や配送を任せており、共犯者4人も合わせて逮捕された。
警察によると、男が他人のクレジットカードで商品を購入する際、1回当たりの支払い額は数百〜1,000元程度だったため、被害者はすぐには気づかず、月初に送付される明細書に数万〜数十万元を支払ったと記録があり、驚くといったケースが多かったという。
この事件を受けて警察は市民に対し、宅配アプリでクレジットカードを不正に利用された疑いがある場合、すぐに銀行に連絡して紛失届を出すか、クレジットカードの利用停止手続きを行うよう呼び掛けた。また購入や配達に関するデータのスクリーンショットを撮っておけば重要な証拠となり、警察の捜査にも役立つと提言した。
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