侯友宜・新北市長は16日、新型コロナウイルス感染確認が同日発表された新北市の６人は、８月２～10日に花蓮県に旅行に出掛けたグループのメンバーで、クラスター（感染者集団）が発生したと明らかにした。中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は、防疫レベル第１段階（レベル１）への引き下げには観察期間が不十分で、少なくとも２～４週間程度の観察が必要だと指摘した。17日付自由時報が報じた。
立ち寄り先の花蓮県内の店舗では16日、消毒作業が行われた（16日＝中央社）
家族と友人から成る10人のグループのうち、同じコテージに宿泊していた４人と、車で移動していた１人の計５人の感染が確認された。残る５人は検査の結果陰性で、外出制限「居家隔離」措置を取っている。さらに、感染確認者（第１万5,970例）の職場の同僚１人（第１万5,971例）の感染が確認された。
グループは８日に花蓮市の東大門夜市を訪れたほか、９～10日に花蓮市内で買い物をしていた。うち第１万5,967例は、12日午後４時50分発の台湾高速鉄路（高鉄）で左営駅（高雄市）まで移動し、14日午後４時50分発の便で台北駅に戻った。
また、職場の同僚（第１万5,971例）は14日昼に、台中市の泰安サービスエリア（ＳＡ）に立ち寄り、彰化県と雲林県を観光した後、夜には桃園市中壢区のタイ式マッサージ店を訪れていた。
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