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《ワイズ横丁》嘉義・製糖工場の軽便鉄道、故宮南院~高鉄駅まで延伸/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年8月18日_記事番号:T00097861

《ワイズ横丁》嘉義・製糖工場の軽便鉄道、故宮南院~高鉄駅まで延伸/台湾

 嘉義県六脚郷に日本統治時代から残る製糖工場、蒜頭糖廠(蒜頭工場)の施設を活用した文化エリア、蔗埕文化区では、かつてサトウキビや砂糖の運搬に使用していた軽便鉄道、通称「五分車」が現在も観光用に運行されている。この五分車について蘇貞昌・行政院長は17日、蒜頭工場を挟んで国立故宮博物院・南部院区(故宮南院)と台湾高速鉄路(高鉄)嘉義駅に延伸すると発表した。

/date/2021/08/18/19su_2.jpg蘇・行政院長(左3)は、延伸後も五分車の昔ながらの外見を残し、乗車客に文化の息遣いを感じてもらいたいと語った(行政院リリースより)

 1906年、台湾で製糖業の指導に当たっていた相馬半治氏は、渋沢栄一氏の協力を得て台南州(現在の台南市、嘉義市、嘉義県、雲林県を合わせた地域)に明治製糖株式会社を設立。その後、六脚郷庄蒜頭(現在の六脚郷蒜頭村)に蒜頭工場を建設し、1910年に生産を開始した。

 当時、台湾各地に設置された製糖工場には運搬用に五分車が敷設されていた。蒜頭工場も例外ではなく、かつては約10キロメートルにわたり軌道が設置され、大いに活用された。

 蒜頭工場は戦後も操業を続けたが、2001年に台湾を襲った台風の影響で工場が浸水し、生産設備に深刻な被害が出たため、翌年7月に閉鎖。製糖業の歴史を紹介する文化・レジャー施設、蔗埕文化区としてオープンした。五分車は観光客を乗せ、蔗埕までの約2.5キロ区間を運行することとなった。

 蘇・行政院長は17日、蔗埕文化区を視察。今年10月に着工を予定する高鉄・嘉義駅への五分車路線の延伸について、台湾で最も速い鉄道の高鉄と最も遅い五分車の接続は非常に独創性が高いと語った。その上で、かねてより提案されていた故宮南院への延伸についてもゴーサインを出した。

 嘉義駅へ延伸は1.36キロ、故宮南院への延伸は1.49キロで、23年までの開通を目指す。嘉義県は、周辺の観光スポットと合わせ、特色と話題性にあふれる観光鉄道路線とすることを目指している。

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