ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2021年8月20日_記事番号:T00097890
中国鋼鉄(CSC)傘下の中鴻鋼鉄は19日、9月製品価格の全面引き上げを発表した。域内向けの▽熱延、▽冷延、▽亜鉛めっき鋼──は1トン当たり500台湾元(約1,960円)、輸出向けは、地域や製品により最大20米ドル、平均2%引き上げる。劉敏雄・董事長は、台湾での新型コロナウイルスの感染状況が落ち着き、間もなく需要期に入ることから、市況の回復や川下メーカーの競争力を考慮して価格を調整したと説明した。20日付工商時報が報じた。
中鴻鋼鉄は、中国国家統計局の8月16日発表に基づき、中国での7月の1日平均の粗鋼生産量が前年同期比8.4%減の約280万トンまで減少し、昨年3月以来最低の水準だと指摘した。加えて中国政府は8月1日から冷延と亜鉛めっき鋼の輸出に対する免税措置を取りやめるなど、輸出抑制の姿勢を鮮明にしていることから、第4四半期は供給がさらに減少し、アジア市場の鉄鋼価格を下支えすると予測した。
川下の鋼管メーカーは今回の値上げについて、想定通りとの見方を示した。
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