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《ワイズ横丁》日本時代の高雄駅舎、「里帰り」工事始まる/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年8月24日_記事番号:T00097955

《ワイズ横丁》日本時代の高雄駅舎、「里帰り」工事始まる/台湾

 日本統治時代の1940年に建てられた旧・台湾鉄路(台鉄)高雄駅は2002年、新駅舎の建設に伴い、元の場所から数十メートル離れた地点に移設された。その旧駅を19年ぶりに元の場所へ「里帰り」させる工事が22日に始まった。

/date/2021/08/24/19kaohsiung_2.jpg22日、旧駅舎の「里帰り」を記念する式典に、蘇貞昌・行政院長(前左)や陳・高雄市長が出席した(22日=中央社)

 旧高雄駅舎は日本時代末期に帝冠様式を採用して建設され、その後60年以上の長きにわたり、高雄市民が市街へ出入りする際に通る場所、外部の人間が同市にやってくる時に一番最初に目にする場所として親しまれた。

 02年に高雄市で鉄道の地下化計画が進められることとなり、新駅舎の建設が決まった。しかし、市民から思い出の詰まった旧駅舎を残してほしいと望む声が大きかったこともあり、保存が決定。鉄道の地下化と新駅舎建設が進められる間は別の場所に移設することとなり、02年8月、2,500トンの駅舎をそのまま引っ張る「曳家(ひきや)」方式で南東方向へ約82メートル移動させた。

 その後、旧駅舎は03年、引越し先で資料館「高雄願景館」としてオープン。さらに同年、高雄市の歴史建築に指定された。

 そして18年10月、台鉄の地下化工事が完了し、新駅舎の供用が始まった後、約3年が経過した今年、旧駅舎の里帰りに着手する運びとなった。

 再移設作業開始に当たっての式典に出席した陳其邁・高雄市長は、旧駅舎には高雄人一人ひとりの懐かしい思い出の物語が刻まれているとした上で、これまで高雄の経済発展を見守ってきた駅舎が本来あるべき場所に戻ることで、新しい時代の始まりを告げることになると語った。

 なお旧駅舎の再移転は9月に完了し、以後、新駅への出入り口としての役割を果たす予定だ。

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