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《ワイズ横丁》台湾産コーヒー豆、月末に初の国際オークション/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年8月25日_記事番号:T00097979

《ワイズ横丁》台湾産コーヒー豆、月末に初の国際オークション/台湾

 高品質なコーヒーの発見、称揚を目的として活動する国際的な非営利団体、優良コーヒー同盟(ACE)は現在、台湾産コーヒーを対象とする品評会・オークション「プライベート・コレクション・オークション(PCA)」を初開催しており、既に審査により9ロットが選出され、今月31日にオークションにかけられる。

 ACEはコーヒー界のアカデミー賞(オスカー)とも称される品評会、「カップ・オブ・エクセレンス」を主催する由緒ある団体で、今回、行政院農業委員会(農委会)農糧署の委託を受けた台湾珈琲協会(T.C.A)と台湾珈琲研究室(TCL)と共同でPCAを開催する運びとなった。

 既に台湾域内のコーヒー豆農場から出品された19ロットに対し、5カ国26人の国際審査員が審査、評価を完了しており、高得点を獲得した上位9ロットが、▽台湾、▽日本、▽韓国、▽米国、▽オーストラリア、▽ニュージーランド、▽サウジアラビア──など各国・地域のバイヤーが参加するオークションに出品されることが決まった。

 審査で最も高い評価を受けたのは嘉義県の卓武山咖啡農場が生産したゲイシャ種のコーヒー豆(89.77点)だった。もともと茶園だった同農場は20年前、台湾の茶市場が輸入品による深刻な打撃を受けたことをきっかけにコーヒー豆の生産に転換した。

 2代目農場主の許定燁さんは「当時、ちょうどチャノキの更新時期を迎えていたが、熟慮の結果、全てコーヒーノキに植え替えることを決断した」と語る。

 卓武山農場は標高1,200メートルの高地に位置し、日中は30度を超える気温が、日没後は半分以下に下がる。許さんによると、この温度差が風味の良いコーヒー豆を生み出すという。また、もともと茶畑だったせいか、台湾産のゲイシャ種には本来備わっている柑橘類や花の風味に、烏龍茶のような清涼感が加わるそうだ。

 なお台湾におけるコーヒー豆の生産コストは他国・地域に比べ高いものの、台湾でのコーヒーブームにも後押しされ、作付面積は2001年のわずか4.73ヘクタールから、20年には▽屏東県、▽南投県、▽台東県、▽嘉義県──を中心に1,150ヘクタール余りにまで大幅に拡大した。今回初めて開催される国際オークションで高値を付け、世界に「台湾コーヒー」の名を轟かせたいところだ。

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