ニュース 運輸 作成日:2021年8月26日_記事番号:T00098006
中国の上海浦東国際空港で20日に新型コロナウイルスのデルタ変異株の感染者が見つかり、航空貨物ターミナルが全面的に稼働を中断したことから、中台間で航空貨物運賃が上昇する影響が出ている。26日付工商時報が伝えた。
長栄航空(エバー航空)は25日、フォワーダーに対し、9月1日以降、台湾から中国各地への航空貨物を25~30%引き上げると通告した。中華航空(チャイナエアライン)なども追随するとみられる。
これに先立ち、中国当局が8月初め、新型コロナ対策を強化した結果、貨物輸送能力が低下し、既に運賃が上昇。エバー航空は12日に台湾から中国への運賃を20~30%引き上げ、19日には台湾から米国への運賃を20~25%引き上げたばかりだった。
フォワーダー業者によると、7月末に南京禄口国際空港が閉鎖された後、上海、北京、広州などの空港で輸送能力が逼迫(ひっぱく)したほか、多くの地上職員が隔離されたことも影響を拡大させた。
半導体、他の空港経由で輸送
上海市を中心とする華東地区は台湾系の電子製品の受託生産工場が集中しており、半導体部品の多くが浦東空港経由で各地に供給されている。このため、浦東空港経由の航空貨物がストップした後、各社は他の空港からの輸送に切り替えざるを得なくなっている。
フォワーダー業界によると、今後2~4週間は台湾から中国への輸送能力が40~50%低下するとみられるほか、貨物便の遅れも予想されるという。
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