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中台共同推進のDVD規格、「CBHD」実現ならず


ニュース 電子 作成日:2008年8月26日_記事番号:T00009806

中台共同推進のDVD規格、「CBHD」実現ならず


 台湾資訊儲存技術協会は25日、「中国版HD DVD」とも呼ばれ、中国と台湾が共同で推進する独自の次世代DVD規格「CBHD」確立に向け、東芝からHD DVD関連のライセンスの一部を購入することを目指して交渉を行っていたが、東芝側が売却を拒否して協議を打ち切ったため失敗に終わったことを明らかにした。26日付経済日報が伝えた。
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 CBHDの規格は、中国が次世代光ディスク産業を見すえて独自に制定したもの。東芝は今年2月、次世代DVD規格をめぐるブルーレイ陣営との戦いに敗れ、HD DVD事業からの撤退を発表。昨年から中国・精華大学との共同開発に参加しており、CBHDの90%以上の特許技術は東芝のHD DVD技術を採用している。

 光ディスク最大手、中環(CMCマグネティクス)の翁明顕董事長は、中華圏独自の新規格確立には、光ディスクの知的財産権を持つ台湾と巨大な市場を抱える中国が共同で取り組まなければならず、CBHDでの提携が実現しなかったことは残念だと語った。