ニュース 電子 作成日:2021年8月30日_記事番号:T00098082
ファウンドリー最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が来年から受託生産価格を20%引き上げるとの観測が浮上していることについて明基友達集団の電子機器受託メーカー、佳世達科技(Qisda)の陳其宏・董事長は27日、TSMCが値上げすれば、川下メーカーも値上げするため、在庫リスクが高まると懸念を表明した。28日付工商時報が報じた。
陳・董事長は、部品だけでなく輸送運賃は数十倍に値上がりしているなど、何もかもが不合理なほど値上がりしていると指摘した(27日=中央社)
陳・董事長は、半導体価格は既に以前の数倍に上昇しているが、業界各社の在庫は増えていると指摘。品不足を懸念する顧客からの受注が増えているためで、受注量は供給能力を上回っているものの、最終需要が減少に転じれば、高値の在庫を多く抱えるメーカーほど、利益への影響が大きくなると懸念を示した。
陳・董事長は、電気自動車(EV)向けの半導体需要が旺盛な一方、半導体メーカーはここ数年、従来の製造プロセスの生産能力を拡充してこなかったため、半導体の供給逼迫(ひっぱく)は来年まで続くと予想した。
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