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《ワイズ横丁》台東の砂浜で車が立ち往生、5年間に322件/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年8月31日_記事番号:T00098129

《ワイズ横丁》台東の砂浜で車が立ち往生、5年間に322件/台湾

 台湾東部に位置する台東県は176キロメートルにわたり海岸線が続き、美しいビーチも数多く存在する。このため周辺をドライブで通過する者は思わず砂浜に車を停めて、海の景色を楽しみたくなるようだ。しかし地元警察によると、不慣れな砂浜に車を乗り入れてタイヤが砂に取られ、身動きが取れなくなって救援を要請するケースが後を絶たないという。

 経済部水利署第八河川局は、台湾東部海岸では場所によって地質が異なり、河口から離れれば離れるほど砂の質は柔らかくなると説明。このため、▽卑南渓、▽知本渓、▽太麻里渓、▽金崙渓、▽大武渓──といった河川の河口周辺では砂の質が硬く、砂浜を車が走る光景をよく見かけるそうだ。

 しかし台東市の台東海浜公園にある、太麻里郷の▽華源海湾、▽曙光園區、▽金崙海灘──や、大武郷の大武海浜公園など河口から比較的離れた砂浜では、車のタイヤが柔らかい砂に埋まり、立ち往生するトラブルが多く、台東県警察局の統計によると、これらの地点では過去5年間に322件もの救援要請を受け付けている。

 金崙海灘では今年初め、ある有名な企業の社長が高級電気自動車(EV)で砂浜に突入し、20メートルも進まないうちに身動きが取れなくなるというトラブルが発生した。現地ではこうしたトラブルが多いことから、砂浜から車を救出する新しいサービスも出現しているという。

 第八河川局は、砂の質にかかわらず、砂浜への車の進入にはリスクが伴うと指摘し、一般車両の進入を禁止すべきとの考えを示した。

 台東県野鳥学会の呉志昇・理事長は、県内の砂浜ではコアジサシなど6種類以上の鳥が産卵を行うが、近年、進入してきた車に卵をつぶされるケースが相次いでいると指摘した。県政府に注意喚起の警告板を設置するなど対策を講じるよう要請する声も出ている。

 一方で専門家からは、環境破壊を防ぐため、専門のカリキュラムを受講し、試験に合格した者のみに車での砂浜への進入を認める許可制を採用するよう提言する声も上がっている。

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