第２四半期の域内製造業の総販売額は、前年同期比9.57％増の３兆3,469億台湾元（約11兆6,400億円）だった。うち域内向け販売は11.45％増の１兆7,297億元、輸出は7.63％増の１兆6,172億元だった。経済部統計処の26日の発表として、27日付工商時報が報じた。
黄吉実統計長は、輸出の不調で、販売額全体に対する域内向け販売の割合が51.68％まで上昇したと指摘。域内向け販売では電子部品産業や金属工業産業などが成長しているが、自動車産業は前年同期比で10.5％も下落したという。
電子部品産業の第２四半期の販売額は前年同期比6.74％増の8,650億元だった。好調の理由は、▽12インチウエハーによる無線通信チップやグラフィックチップの受注が増加▽液晶テレビ大手の値下げセールでパネル販売が増加▽環境保護意識の向上で太陽電池販売が増加──などと統計処は分析している。
