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高鉄向け融資金利引き下げ、9月に交渉再開


ニュース 運輸 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009823

高鉄向け融資金利引き下げ、9月に交渉再開


 台湾高速鉄路(高鉄)に対する融資金利引き下げに向け、債権銀行団は9月中旬以降に協議を再開する見通しだ。27日付工商時報が伝えた。

 兆豊銀、台湾銀、合作金庫銀などの幹部人事が固まった時点で交渉が再開される見通しになったもので、早ければ来年にも高鉄の債務償還に新金利が適用される可能性が出てきた。

 焦点となるのは、兆豊銀、台湾銀、合作金庫銀の自己資金による協調融資393億台湾元(約1,380億円)。貸付金利を8%から4%台に引き下げることを視野に入れている。リーマン・ブラザーズなどによる総額655億元の第2協調融資の4.38%が目安になりそうだ。

 兆豊銀は高鉄側との意見交換で、新金利による融資全額の借り換えや担保の見直しなどを行う案を検討したもようだ。ただ、高鉄に対する一部債権はシティバンクなど外資系銀行に譲渡されており、金利引き下げに同意を得られるかが鍵となる。