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澎湖〜中国の定期直航船、「近く実現」=陸委会副主委


ニュース 運輸 作成日:2008年8月27日_記事番号:T00009825

澎湖〜中国の定期直航船、「近く実現」=陸委会副主委


 行政院大陸委員会(陸委会)の傅棟成・副主任委員は26日、「政策的要素および民意を考慮して、澎湖小三通(澎湖島から中国への船舶直航定期便)を近々実施する」と発言した。実現すれば、今後台湾住民と中国人観光客は、金門・馬祖地区を経由することなく直接澎湖と中国との間を往来できるようになるという。27日付工商時報が報じた。

 陸委会は2007年3月、澎湖観光の振興を目的に澎湖小三通の試験的運航案を発表し、台湾住民と中国人観光客が澎湖から金門・馬祖地区を経由して中国に入ることを認めている。

 傅副主委は「金門・馬祖からの直航船は実現しているのに、澎湖はいまだ試験段階なのはおかしい」と語り、「航空の中台直航定期便が実現する前には実施にこぎ着けたい」という目標を示した。

 また馬英九総統が24日、金門・馬祖両地区で中国人観光客に対し、到着ビザかマルチビザ発給を検討すると表明したことについて傅副主委は、「小三通は越境貿易の一環に組み込まれることになり、中台双方の住民は頻繁に往来する必要が生じる。このため到着ビザよりもマルチビザの発給がより重要だ」という考えを示した。