ニュース 医薬 作成日:2021年9月7日_記事番号:T00098254
ワクチンメーカーの聯亜生技開発(UBIアジア)は6日、独自開発した新型コロナウイルス感染症ワクチン「UB-612」を3回接種した場合、変異ウイルスのデルタ株に対し、他のワクチンよりも中和抗体価が高かったとして、今週中にも第2相臨床試験の計画変更を衛生福利部(衛福部)食品薬物管理署(TFDA)に申請する方針を明らかにした。被験者に3回目の接種を行い、それに基づき、新たなデータで緊急使用許可(EUA)を申請する構えだ。7日付工商時報が伝えた。
UB-612は先月、中和抗体価が比較対象のアストラゼネカ(AZ)のワクチンの数値を下回ったため、EUAが認められなかった経緯がある。
同社によると、UB-612はT細胞とB細胞の免疫記憶反応を考慮して設計されており、3回接種後の中和抗体価が2回目接種から14日後の数値の37倍に相当する4,018(幾何平均力価)に達したほか、抗体陽転率(セロコンバージョン・レート)は100%だった。
3回接種後の中和抗体価は高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)のワクチン(1,416)、独ビオンテック(BNT)のワクチン(2,119)を上回っているという。
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