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《ワイズ横丁》高さ12メートルの巨大線香、宜蘭の道教廟が製作中/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年9月11日_記事番号:T00098364

《ワイズ横丁》高さ12メートルの巨大線香、宜蘭の道教廟が製作中/台湾

 新型コロナウイルス感染症の流行が続く中、疫病を退散させる力を持つとされる道教の神様、池府王爺を祭る宜蘭県頭城鎮の順天府はこのほど、台湾の平安を願い、高さ12メートルを超える巨大線香「天香」の製作に取り掛かった。

/date/2021/09/11/18senkou_2.jpg今年3月に信徒から提供されたスギは、約13.5メートルの長さだ(11日=中央社)

 池府王爺はもともと、池夢彪という名の古代中国の人物で、疫病から人々を守るために命を捧げたことで神となったとの言い伝えを持つ。

 190年前、地元住民が資金を出し合って建立した頭城鎮頂埔里の順天府では、1996年に池府王爺の生誕と宜蘭の開墾200周年を記念して高さ6.6メートルの天香を製作。その3年後、さらに99年の生誕祭には10.06メートルの天香が製作、点火され、21日間にわたり燃え続けたという。

 台湾の道教廟では、一般的に3本の線香を持って参拝すべきとされるが、順天府でも3本目の天香の製作が期待されつつ、20年以上が経過した。

 そんな中昨年、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)が発生。順天府で同年12月に祈祷を行ったところ、タンキー(霊媒師)を通じて池府王爺から三たび天香を製作せよ、との指示が下された。

 これを受けて同廟では、台湾で過去最高となる12.5メートルの天香を製作することを決定した。実際に製作するのは、過去2本の天香を手掛けた線香メーカーの己文堂で、同社は材料費と人件費を寄付として自社で負担。廟と信徒は乾燥機などの設備や労働力を提供し、協力して製作を進める。

 今回製作する天香は宜蘭県大同郷産のスギを芯木に使用し、皮を剥いだ後、1センチメートルの厚さで線香の原料を塗り付けては7日間乾燥させ、再度、塗り付けるという作業を繰り返す。最終的に来年の池府王爺の生誕祭(旧暦6月18日、2022年は7月16日)の前日までに直径1〜1.2メートル、重さ4トンを超える天香が完成する見通し。ギネスブックへの登録も申請予定だ。

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