外交部は16日、新型コロナウイルス感染症の自宅療養に欠かせない、血中酸素飽和度を計るパルスオキシメーター１万台、酸素濃縮器1,008台などの医療機器を、日本に供与すると発表した。台北駐日経済文化代表処の謝長廷・代表（駐日大使に相当）は、５月に台湾で新型コロナ域内感染が急拡大した時から、日本政府がこれまでに５回、計390万回分の新型コロナワクチンを供与してくれたことに、改めて感謝の意を表した。中央社電が伝えた。
謝・代表（左２）が16日、日台関係の強化を目指す超党派議員連盟「日華議員懇談会」の古屋圭司会長（右２）に目録を手渡した。同議連幹事長の岸信夫防衛相（左１）、同議連副会長の衛藤晟一参議院議員（右１）が出席した（謝・代表フェイスブックより）
菅義偉・首相は16日夜、日本語と中国語でツイッターを更新し、酸素濃縮器と血中酸素濃度計の供与に感謝の意を示した上で、日本と台湾は自然災害や感染症の脅威に向き合うたび、人道的見地から互いに助け合うことで友情を育んできたと記した。
日本台湾交流協会の大橋光夫・会長は、日本でも今まさに病床で戦っている方々が大勢おり、今回の支援によって、多くの人々の生命が救われることを思うと、感謝の念に堪えませんと表明した。
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