中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は19日、新型コロナウイルスの防疫レベル第２段階（レベル２）を21日～10月４日も継続すると発表した。指揮官の陳時中・衛生福利部（衛福部）長は、感染状況は落ち着いているが、依然として感染経路が不明な域内感染が散発的に発生しているためと説明した。20日付経済日報が報じた。

　展覧会など大型会場でのイベントなどについては、新たな「会議および展覧場館防疫管理措置」規定に基づき、▽出展ブースの総面積は借り受けた展示エリアの40％に制限、▽６割以上のスタッフが新型コロナワクチンを１回目以上接種済み──などの条件付きで、規制を緩和する。屋内の場合、１人当たり2.25平方メートルの空間を確保できれば、収容人数の上限を80人以上とすることができる。屋外の上限は300人。

　１人当たり2.25平方メートルで概算した場合、台北世界貿易センター展示場１館（台北世貿１館、信義区）の収容人数の上限は約１万人、台北南港展覧館１館（南港区）が１階と４階それぞれ１万人ずつの計２万人、台北南港展覧館２館が約１万3,000人となる。

　展示会入場などを理由とした外国籍の入境が制限されていることについて、指揮センターの荘人祥・報道官は、外国籍のビジネス関係者が商談のために台湾に入境することについては、検討中と述べた。

　一方、▽ダンスホール業、▽舞踏ホール業、▽酒接待飲食業、▽バー業、▽特殊喫茶室業、▽カラオケ業、▽サウナ業、▽ナイトクラブ業──のいわゆる八大産業の営業解禁は見送られた。

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