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《ワイズ横丁》中山大学が開発のミニ潜水艇、初の有人潜航に成功/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年9月24日_記事番号:T00098569

《ワイズ横丁》中山大学が開発のミニ潜水艇、初の有人潜航に成功/台湾

 国立中山大学は高雄港内で23日、造船会社の中信造船が所有する造船ドックで、有人小型潜水艇に人間を乗せて潜航するテストを初めて実施し、無事1時間の潜水を終えた。

/date/2021/09/24/19submersible_2.jpg有人小型潜水艇は、小さいながらも必要な機能を全て備えており、バッテリーや生命維持システムの航続時間は8時間に上る(中山大学リリースより)

 台湾第1号となる「メード・イン・台湾(MIT)」の有人小型潜水艇の開発計画には、▽国家実験研究院(国研院)台湾海洋科技研究中心(TORI)、▽国防大学理工学院、▽台湾国際造船(台船、CSBC)、▽金属工業研究発展中心(MIRDC)──なども参画した。今回テストを行った潜水艇は人の高さほどの球体型の外観をしており、重量は本体が3.7トン、重りなどを合わせると4.2トンとなる。

 艇内には2人の搭乗が可能で、今回は比較的小柄な女性エンジニアを乗せてテストを行った。

 まず遠隔操作により、無人での潜航と上昇を数度繰り返した後、エンジニアが乗り込み水深5メートルを約1時間、航行した。

 エンジニアはテスト潜航中、艇内から「船の上と同様に揺れるため、酔いそう」などと報告した。動力システムや生命維持システムに全く異常はなく、動力システムも様々な水深で安全に動作することが確認された。

 今回のテストでは、外部から動きを制御したが、将来的には潜水艇内部でも操縦できるようにする方針だ。

 なお開発された有人小型潜水艇は、▽海底資源の探索(岩石サンプルの採取)、▽考古学、▽国防、▽海中構造物の補修、▽海中における救助・捜索活動──などでの利用を想定しており、最終的には水深500メートル到達を目標とする。

 今回は穏やかな湾内での実験となったが、10月には離島の小琉球(屏東県琉球郷)周辺でテストを実施する計画で、より波が高く、風が強い外洋において水深20メートルでの有人潜航を目指す。

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