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《ワイズ横丁》日本時代の高雄駅舎、「里帰り」工事が完了/台湾


ニュース 社会 作成日:2021年9月27日_記事番号:T00098598

《ワイズ横丁》日本時代の高雄駅舎、「里帰り」工事が完了/台湾

 日本統治時代の1940年に建てられた旧・台湾鉄路(台鉄)高雄駅の駅舎は、軌道の地下化に伴う新駅舎建設に伴い、約80メートル離れた場所に移設されていたが、このほど元の位置に戻す「里帰り工事」が完了。これを記念して25日と26日にイベントが開催され、移転プロジェクトのテーマソング演奏や旧駅舎を利用したプロジェクションマッピングなどが実施された。

/date/2021/09/27/kaohsiung_2.jpgプロジェクションマッピングで高雄駅のシルエットが映し出された(24日=中央社)

 2002年に新高雄駅舎の建設が決まった後、市民からの要望を受けて保存されることとなった旧駅舎は、同年8月に2,500トンの駅舎をそのまま引っ張る「曳家(ひきや)」方式で元の場所から82メートル南東へ移転、03年に資料館「高雄願景館」としてオープンした。

 そして今年8月22日、旧駅舎を19年ぶりに再び元の場所へ移動させる工事が始まり、このほどついに里帰りが実現した。

 25日夜に行われた移転祝賀式に出席した陳其邁・高雄市長は、旧高雄駅舎の移転は、駅北側と南側を連結し、台鉄・都市交通システム(MRT)を含む高雄市の骨格を成す交通網の起点を形成するなど、都市が変化を遂げる上で重要なプロジェクトとなったと説明。今回、里帰りが実現したことで高雄駅は、改めて市の発展の中心に復帰したと強調した。

 また26日の落成式に出席した蔡英文・総統は、幼少期に父親の実家がある屏東県へ向かう際、必ず高雄駅に立ち寄ったとの思い出を披露し、その駅舎が今後も都市という舞台の上に立ち続けることに感動を覚えると語った。

 なお25日夜の式典では、旧駅舎の壁面をスクリーンに使用したプロジェクションマッピングショーや、人気ロックバンドの滅火器(ファイヤーEX.)が移転プロジェクトのテーマソングとして制作した楽曲『高雄駅起飛』の生演奏などにより、里帰りを祝った。

 また26日まで、旧駅舎内は一般市民にガイド付きで開放され、同日午後7時から3回にわたり、プロジェクションマッピングショーが上演された。

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