ニュース 医薬 作成日:2021年9月29日_記事番号:T00098652
新北市三峡区の恩主公医院は28日、27日に鶯歌区の永福宮に設置された新型コロナウイルス感染症ワクチン接種会場で、独ビオンテック(BNT)のワクチンを希釈せず、原液のまま25人に接種したミスがあったとして謝罪会見を行った。29日付自由時報などが報じた。
恩主公医院の謝罪会見。新北市政府衛生局は、同院の接種作業工程の見直しや賠償について調査を行う医療専門家と学識者のグループを組織すると説明した(28日=中央社)
ビオンテックのワクチンは生理食塩水で6倍に希釈して使用する。恩主公医院によると、25人には今のところ深刻な副反応は出ていない。
誤って原液を接種したのは▽18〜22歳、7人、▽40〜65歳、18人──。入院や通院、電話での健康状況の確認など1カ月間の経過観察を行う。
恩主公医院によると、ワクチンの原液の入った瓶25本のふたが収納作業時の衝撃で開いたとみられ、薬剤師の交代の際にその25本を先に使用することのみ伝達され、希釈していないことが引き継がれなかった。ワクチンは希釈前も後もいずれも無色透明で、外見から判断できなかった。接種完了後の数量確認時に、ミスがあったことが発覚した。
新北市政府衛生局は、恩主公医院によるワクチン接種を1週間停止した。
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