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iPhone13減産観測、「生産は計画通り」(トップニュース)/台湾


ニュース 電子 作成日:2021年10月14日_記事番号:T00098910

iPhone13減産観測、「生産は計画通り」(トップニュース)/台湾

 ブルームバーグが消息筋の話を報じたところによると、アップルが半導体不足を理由に、9月に発売した第5世代移動通信(5G)対応の新型スマートフォン、iPhone13シリーズの2021年生産目標を最大1,000万台下方修正するとみられている。iPhone組み立てを手掛ける鴻海精密工業や和碩聯合科技(ペガトロン)は13日、ノーコメントとした。部品を供給する台湾のサプライヤーは、両社の調達ペースは計画通りで、部品不足などの問題は聞いていないと話した。1,000万台規模の下方修正は、これまで売れ行きが相当悪かった年しかなく、現在の出荷や販売状況を見る限り、発注の修正は時期尚早との見方が多勢だ。14日付電子時報などが報じた。

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 消息筋によると、アップルはブロードコムやテキサス・インスツルメンツ(TI)の供給が困難で、年内の生産計画を9,000万台から減らすようだ。

 あるサプライヤーは、新型コロナウイルス感染症の世界的流行などが招いた半導体不足はこれまで長く続いている問題で、アップルは21年上半期から、iPhone13シリーズの発売が昨年のように遅れることがないよう、サプライヤーに対し早期の出荷を何度も求めてきたと指摘した。アップルは他の製品よりiPhone13シリーズの部材確保を優先しており、スマホブランド全社の中で、最も部材の在庫を確保できていると話した。

 中国での電力供給制限による影響について部品サプライヤーの多くは、iPhone出荷のピークは9~11月、早くて8~10月と予想していたため、在庫は準備できており、生産が止まってもそれほど問題はないとの見方だ。

販売状況は安定

 市場関係者は、部品不足はアップルの言い訳で、iPhone13シリーズの販売不振を隠すためかもしれないと語った。

 iPhoneを取り扱う販売業者は、20年発売のiPhone12シリーズには及ばないものの、1,000台湾元(約4,000円)値下げや、新色が下支えし、iPhone13シリーズの販売状況は安定していると話した。

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