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ショッピー発送・受取店、3カ月で145店に急拡大(トップニュース)/台湾


ニュース 商業・サービス 作成日:2021年11月18日_記事番号:T00099596

ショッピー発送・受取店、3カ月で145店に急拡大(トップニュース)/台湾

 シンガポール系の電子商取引(EC)サイト「蝦皮購物(ショッピー)」の商品の発送と受け取りができる実店舗「蝦皮店到店」が11月時点で、台北市、新北市、桃園市で145店へと、8月時点の20店から急拡大している。1日1店以上のペースだ。新型コロナウイルス流行でECの利用が拡大したことに加え、店舗物件の賃料が下がったことが背景にあるようだ。今後は台中市や彰化県など中部にも進出し、全土展開を目指す。18日付経済日報などが報じた。

/date/2021/11/18/00shopee_2.jpg邱・総経理は、現時点で他のECサイト大手との提携は検討していないと説明した(17日=中央社)

 ショッピーの実店舗は、11月時点で▽台北市、28店、▽新北市、86店、▽桃園市、31店──。商品の発送と受け取りのほか、店舗によって入れたてコーヒーや菓子、たばこなどを販売している。

 ショッピーはこのほか、▽基隆市、▽新竹県市、▽苗栗県、▽台中市、▽彰化県──で、10〜50坪の店舗物件を探している。立地や周辺環境がショッピーのニーズと合致しているか評価した上で、出店を決定する。他の県市の物件はまだ募集していないものの、台湾全土で展開する方針だ。

 業界関係者は、ショッピーが実店舗を増やしているのは、独自の物流サービスで、コンビニエンスストアでの商品発送・受け取りより安い料金を実現し、利用拡大につなげる目的と分析した。このほか、実店舗をサテライト倉庫とし、スピード発送、OMO(オンライン販売とオフライン実店舗の融合)強化を行うためと指摘した。

シンプルマートと提携

 スーパーマーケット大手、美廉社(シンプルマート)の邱光隆・総経理は17日、新北市五股区の住宅街にある五股御成店で22日から、ショッピーの商品の発送と受け取りサービスを試験導入すると発表した。

 シンプルマートは将来的に300店にECサービス(デリバリーサービス、シンプルオフィスマート等も含め)を導入する計画だ。邱・総経理は、店内に商品保管用スペースが2〜3坪必要なため、来年2月までは北部の30〜40坪の既存店で、試験導入していくと話した。シンプルマートは全790店あり、22年に1,000店、23年に1,300店が目標だ。

 邱・総経理は、同サービスの導入で、新たな客層を取り込み、来店者数が1店舗当たり20〜30%増えると見込んでおり、「ついで買い」も期待できると説明した。
 

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