みずほ銀行は台湾鉄鋼最大手の中国鋼鉄（CSC、中鋼）傘下の中龍鋼鉄（ドラゴンスチール）とグリーンローン(Green Loan)契約を結んだ。融資額は22億台湾元（約96億円）。国内製鉄業界においてグリーンローンの第一号案件。資金用途は再生水施設の投資。本件グリーンローンは、調達資金が明確な環境改善効果をもたらすグリーンプロジェクトに充当されるべきとされている。調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定されるほか、資金の追跡管理 や融資実行後のレポーティングを通じ、透明性が確保される等の特徴を有している。本グリーンローンの適格性及び透明性の確保のため、第三者機関としてEY会計事務所よりグリーンローン検証を行う。
中龍鋼鐵は台中市と再生水の供給契約を締結。台中市にあり、廃水再生施設としては台湾最大の供水量を誇る再生水施設「福田水資源回收中心」から水を供給する。台中港にある当社の拠点まで専用の配水管を設置する計画。まずは配水管の設置工事を行い、2026年に供水を開始する計画。今回のグリーンローンは、社会に広くCSCグループの取り組みをより一層知らしめるとともに、SDGsの推進による環境負荷軽減、及び持続可能な社会の実現を目的としている。CSCグループの中長期的な持続成長と企業価値向上を実現することが、豊かな地球の未来のために、又社会の持続的な発展へのさらなる貢献を果たすことにつながると考えている。
中龍鋼鉄提供
