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【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第1回 飲むヨーグルト


リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 その他 作成日:2021年8月2日

コンシュマーレポート

【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第1回 飲むヨーグルト

記事番号:T00097562

ワイズリサーチのコンシュマーレポートは、台湾消費者のビッグデータから消費動向、売れ筋商品、流通チャンネル別の販売動向に関する最新情報をまとめています。今週は、飲むヨーグルトの販売状況をレポートします。

新型コロナウイルス感染症の流行拡大期間の優酪乳(飲むヨーグルト)の販売状況
まず、購買人数の変化から、7月の第二週(7/5~7/11)と防疫レベル3が発表された5月第二週(5/10〜5/16)と比べると、飲むヨーグルトの購買人数は21.6%減となった。また、5/10〜7/11の毎日の購買人数の推移を見ると、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の最初の二週間の減少幅は最も高かった。


 

購買人数は明らかに減少したが、一回に当たり飲むヨーグルトの購入額は大きく伸びており、約21%増だった。このことから、新型コロナウイルス感染症の流行拡大の影響で、消費者は外出の頻度は減少したが、一定比率の消費者は固定的に飲むヨーグルトを購入し、一回に当たりの購入量が増加したため、購入額も上昇した。

次に、飲むヨーグルトの売上高を見ると、7月の第二週と防疫レベル3が発表された5月第二週と比べると、売上高は16.5%減となった。主に購買人数が減少したことが原因と考えられる。また、ほとんどの消費者は実体店舗から購入しており、購入先の上位10位の店舗は順に▽セブンイレブン▽全家便利商店(台湾ファミリーマート)▽全聯福利中心(PXマート)▽家楽福(カルフール)▽萊爾富(ハイライフ)▽便利購▽美廉社(シンプルマート)▽コストコ▽大潤発(RTマート)▽OK超商(OKマート)だった。

飲むヨーグルトの購買人数ランキング
各飲むヨーグルトの販売データ(5/10〜7/11)を元に、購買人数を基準としたランキングの上位10位は順に▽統一企業(ユニプレジデント)▽台湾福楽(フレッシュ・デライト)▽ヤクルト▽味全食品▽台湾比菲多食品▽光泉牧場(KCデイリー)▽義美食品▽ネスレ▽初鹿牧場▽英泉食品——だった。

飲むヨーグルトの売上高ランキング
飲むヨーグルトの21年6月の売上高を見ると、上位10位は順に▽統一企業▽台湾福楽▽味全食品▽ヤクルト▽台湾比菲多食品▽義美食品▽光泉牧場▽ネスレ▽1975▽初鹿牧場——だった。

また、主要販売チャンネル別での売上ランキングは以下となる(上位5位までメーカー名で表示)。
【コンビニエンスストア】
▽統一企業▽台湾福楽▽ヤクルト▽光泉牧場▽台湾比菲多食品
【スーパーマーケット】
▽統一企業▽台湾福楽▽味全食品▽台湾比菲多食品▽義美食品
【量販店】
▽台湾福楽▽統一企業▽味全食品▽光泉牧場▽義美食品

統一企業は総合ナンバーワン
主要販売チャンネル全体(コンビニ、スーパー、量販店を含め)でみると、ヒット商品は「統一AB無加糖優酪乳(砂糖不使用)」、「統一Lp33機能優酪乳(機能性)」と「統一AB原味優酪乳(プレーン)」。
コンビニおよびスーパーのヒット商品は統一優酪乳だが、量販店のヒット商品は福楽優酪乳となる。とくに、量販店では「福樂無加糖優酪乳(砂糖不使用)」および「福樂多莓果優酪乳(ベリー味)」の販売額がトップ2位を占める。


※本レポートはワイズリサーチが引客数據invos Dataより提供されたデータを元に作成しました。

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