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【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第6回 コラーゲンサプリメント


リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 その他 作成日:2021年9月7日

コンシュマーレポート

【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第6回 コラーゲンサプリメント

記事番号:T00098242

ワイズリサーチのコンシュマーレポートは、台湾消費者のビッグデータから消費動向、売れ筋商品、流通チャンネル別の販売動向に関する最新情報をまとめています。今回はコラーゲンサプリメントの販売状況を紹介します。

消費者向けに電子レシートを保存できるアプリを提供するインボス社(invos Data)は、新型コロナウイルス感染症の市中拡大から状況の収束までの消費者の購買行為について、5/10〜8/22の購買人数と一人あたりの消費金額、消費者の主要購買先の消費データから、コラーゲンサプリメントの販売状況を分析した。

ドラッグストアは主要販売チャンネル 新型コロナウイルス感染症の市中拡大後 購買人数は50%減
台湾の新型コロナウイルス感染症の市中拡大の影響で、消費者のコラーゲンサプリメントの購買需要は減少した。主要販売チャンネルのうち、購買人数の高い順に▽ドラッグストア▽電子商取引(EC)サイト▽コンビニエンスストア▽量販店▽スーパーマーケット▽薬局▽百貨店――だった。

防疫第3段階(=レベル3、日本の緊急事態宣言に相当)実施当週(5/17〜5/23)から、各主要販売チャンネルの来店客数は大幅に減少し、とくにドラッグストアの来店客数の減少幅は最も高いものだった。来店客数の減少は同時にコラーゲンサプリメントの購買人数に影響を及ぼし、購買人数の減少幅は一時期、レベル3実施当週の半分以下となったことから、新型コロナウイルス感染症の市中拡大は消費者のコラーゲンサプリメントの購入意欲に大きな影響を及ぼしたと考えられる。

 

量販店とコンビニエンスストア コラーゲンサプリメント商品の売上高は4割減
レベル3が実施されたあと、コンビニエンスストアの来店客数は横ばいを維持したものの、コラーゲンサプリメント商品に対する一人あたりの消費金額は50%弱減となったため、同商品の売上高も減少傾向を見せた。ドラッグストアの来店客数はレベル3が実施されたあと、4週間連続減少したものの、一人あたりの消費金額は増加したため、売上高に目立った影響はなかった。なお、ECサイトの来店客数(アクセス数)は安定しており、一人あたりの消費金額は1,500台湾元に維持しているため、売上高は大きな変化はなかった。

 

8月のコラーゲンサプリ商品の販売ランキング TKLABは全販売チャンネルのトップ
インボス社(invos Data)が収集した消費データによると、2021年8月のコラーゲンサプリメント製品の販売ランキングを全販売チャンネルで見ると、上位10位は順に▽TKLAB▽明治▽活沛多▽DHC▽BHK’s▽大研生醫▽MSPP▽白蘭氏▽Vitabox▽美之選――だった。

このうち、明治は主要販売チャンネルの一つであるドラッグストアの中でも売上高が第2位と好調。老行家の燕の巣コラーゲンと大研生醫の非変性活性II型(UC−Ⅱ)コラーゲンはECサイトでの販売が好調だった。

 

※データ提供:引客数據invos Data
・消費データの観測期間:5/10〜8/22
・観測対象:10万件の消費データ
・観測チャンネル:コンビニ、スーパー、量販店、ECサイトドラッグストアなど計1,865店舗

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