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【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第9回 即席麺


リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 その他 作成日:2021年9月22日

コンシュマーレポート

【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第9回 即席麺

記事番号:T00098470

ワイズリサーチのコンシュマーレポートは、台湾消費者のビッグデータから消費動向、売れ筋商品、流通チャンネル別の販売動向に関する最新情報をまとめています。今回は即席麺の販売状況を紹介します。

本レポートは新型コロナウイルス感染症の市中拡大から8月末までの消費者の購買行為について、即席麺の主要販売チャンネル▽量販店▽スーパーマーケット▽電子商取引(EC)サイトーーの消費データに基づき、5/10〜9/5の購買人数と一人あたりの消費金額の変化から、即席麺の販売状況を分析する。

即席麺の販売は5月第2週がピーク その反動で5月第3週は20.5%減
新型コロナウイルス感染症の市中拡大が発生した当週(5/10〜5/16)、即席麺の各主要販売チャンネルの購買人数と一人あたりの消費金額はピークに達したが、その反動で5月第3週から即席麺の購買人数と一人あたりの消費金額は数週間、減少傾向を続けた。これは、新型コロナの影響で消費者は防疫物資として即席麺を買い溜めたことが考えられる。なお、即席麺の購買人数と一人あたりの消費金額の減少傾向は7月第4週(7/26〜8/1)まで続いた。

父の日商機で8月第1週の量販店の購買人数は49.2%増 スーパーマーケットの購買人数は37.6%増
即席麺の三大販売チャンネルの販売状況を見ると、8月第1週からスーパーマーケットの購買人数は37.6%増、量販店の購買人数は49.2%増と大きく伸びた。なお、スーパーマーケットのみを見る場合、購買人数が上位4位の販売チャンネルは順に▽全聯福利中心(PXマート)▽カルフールマーケット(便利購)▽美廉社(シンプルマート)▽台湾楓康超市(台湾フレッシュ・スーパーマーケット)だった。量販店のみを見る場合、購買人数が上位4位の販売チャンネルは順に▽家楽福(カルフール)▽大潤発(RTマート)▽愛買(aマート)▽コストコだった。

8月の即席麺販売ランキング 総合トップは台酒酒香好麺 量販店トップは農心(ノンシム)の辛ラーメン スーパーマーケットトップは統一麺
消費者向けに電子レシートを保存できるアプリを提供するインボス社(invos Data)がまとめたデータによると、8月の即席麺ブランド別総合販売ランキングの上位20位は順に①台酒酒香好麺、②統一麺、③農心辛ラーメン、④維力炸醤麺、⑤日清カップヌードル、⑥韓国パルドラーメン、⑦統一来一客、⑧統一満漢大餐、⑨韓国オットギラーメン、⑩味王麺、⑪味丹味味A、⑫農心ラーメン、⑬維力一度贊、⑭統一拉麺道、⑮統一阿Q桶麺、⑯味丹味味一品、⑰維力大乾麺、⑱維力素飄香、⑲味丹随縁、⑳日清カップヌードル(アニメバッケージ)だった。

 

台湾煙酒(TTL)の台酒酒香好麵シリーズはECサイトの販売トップで、2位は維力食品工業の維力炸醤麺だった。食品最大手の統一企業(ユニプレジデント)の即席麺商品の「統一麵、来一客、満漢大餐、一度贊、阿Q桶麺」もECサイトの販売ランキングの上位20位にランクインした。

一方で、韓国ブランドの農心ラーメン、パルドラーメン、オットギラーメンは各主要販売チャンネルで好調を見せた。また、日本ブランドの日清カップヌードルは総合5位で、アニメバッケージ(ドラえもん、アンパンマンなど)の商品も各年齢層の消費者から好評を受ける。

 

※データ提供:引客数據invos Data
消費データの観測期間:5/10〜9/5
・観測対象:約19万件の即席麺商品消費データ
・観測チャンネル:スーパーマーケット、量販店、ECサイトなど計6,196店舗

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