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【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第12回 ミネラルウォーター


リサーチ 経営 マーケティング 台湾事情 その他 作成日:2021年10月18日

コンシュマーレポート

【BtoC最前線〜台湾の流通と消費動向】ワイズリサーチのConsumer Report 第12回 ミネラルウォーター

記事番号:T00098959

ワイズリサーチのコンシュマーレポートは、台湾消費者のビッグデータから消費動向、売れ筋商品、流通チャンネル別の販売動向に関する最新情報をまとめています。

今回はミネラルウォーターの主要販売チャンネルである▽コンビニエンスストア▽スーパーマーケット▽量販店の消費データに基づき、5/10〜8/29期間中の時事の影響、購買人数と一人あたりの消費金額の変化から、ミネラルウォーターの販売状況を分析する。

新型コロナの影響でミネラルウォーターの購買人数は5割減 とくにコンビニエンスストアの購買人数は大幅減少
防疫第3段階(レベル3)を実施した5月第3週(5/17〜5/23)では、コンビニエンスストアの来店客数は前週比37%減で、全販売チャンネルの中で最も高い減少幅だった。なお、量販店の来店客数の減少幅は20%以上だった。

5月第3週で新型コロナの市中拡大が発生してから、ミネラルウォーターの購買人数はマイナス成長を見せ、減少幅は50%以上だった。また、この減少傾向は6月第1週(5/31〜6/6)まで継続していた。なお、新型コロナの市中拡大以前(5/10〜5/16)とレベル3が解除した週(8/23〜8/29)の購買人数を比べると、全販売チャンネルの購買人数は平均的に30%減だった。

統一企業傘下のミネラルウォーターブランドの市場シェアは総合トップで4割を占める スーパーマーケット、量販店の販売トップは悦氏
消費者向けに電子レシートを保存できるアプリを提供するインボス社(invos Data)がまとめたデータによると、8月のミネラルウォーターブランド別総合販売ランキングの上位20位は順に①PH9.0(統一)②台塩③多喝水(味丹)④H2O(統一)⑤悅氏⑥泰山⑦UNI(統一)⑧舒跑⑨evian⑩美聯社VV元氣⑪家福⑫水事紀(統一)⑬富維克(Volvic)⑭波爾⑮SamDaSoo⑯巴部農⑰FIJI 斐濟⑱清境⑲北海道大雪山⑳味全天然水――だった。

なお、PH9.0、H2O、UNIと水事紀は統一企業(ユニプレジデント)傘下のミネラルウォーターブランドのため、統一企業のミネラルウォーター商品は市場シェアの40%を占める。とくにPH9.0はスーパーマーケット、量販店の販売ランキングで常に上位15位以内に維持しており、コンビニエンスストアの販売ランキングでは、7月と8月で2カ月連続の販売トップだった。
また、日本輸入の北海道大雪山の販売は好調で、前月比19位も上昇し、8月の総合販売ランキングの19位にランクインした。

8月のミネラルウォーターの販売状況を見ると、コンビニエンスストアの販売額は最も高い比率を占め、購買人数は全体の8割以上。また、スーパーマーケットの販売ランキングの推移を見ると、消費者のミネラルウォーター商品の愛着度は高く、同一商品を買い続けることは多いと考えられる。

※データ提供:引客数據invos Data
・消費データの観測期間:5/10〜8/29
・観測対象:約260万件のミネラルウォーター消費データ
・観測チャンネル:コンビニ、スーパー、量販店など計20,000店舗

コンシュマーレポート

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