新型コロナウイルス感染拡大の影響で打撃を受けた観光業支援のための域内旅行補助キャンペーン「悠遊国旅」が15日に始まり、15～19日にレジャー施設の入園料7割引きを延べ9万2229人が利用した。個人旅行客の日曜～木曜の宿泊1泊1室当たり800～1300台湾元（約3700～6000円）の補助利用は客室10万室近くに上った。交通部観光局の周廷彰・副局長は、夏休みが始まり、新型コロナ感染状況が落ち着いてきており、予想以上に多いと指摘した。期限の12月15日より早く、9月下旬～10月上旬にも予算を使い切る可能性がある。21日付工商時報などが報じた。

海のレジャーで人気の離島、小琉球（屏東県）には、旅行客が1日当たり1万人訪れた。従来の2～3倍だ（中央社）

　交通部観光局の統計によると、レジャー施設の大人の入園料7割引きは延べ9万2229人が利用し、補助額は2300万元と、予算4億元の5.75％が使われた。宿泊施設1万4015軒のうち補助を受けられる9485軒で、17～19日に客室10万室近くが利用され、予算20億元余りのうち補助金約1億元が既に使用された。

　周・副局長は、今後、公式サイトで利用状況が分かるようにするので、予算がなくならないうちに、どんどん利用してほしいと呼び掛けた。

　悠遊国旅キャンペーンの予算は総額55億元。延べ732万人の外出を促し、直接と間接の経済効果314億元を創出すると見込んでいる。

高鉄宿泊プラン、4割増

　台湾高速鉄路（高鉄）は、乗車券が最大25％引きとなるホテル宿泊セットプランの販売が、悠遊国旅キャンペーンの開始前と比べ、40％増加した。ホテル宿泊セットプランでも悠遊国旅の宿泊補助を受けることができる。

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