中央流行疫情指揮中心（中央流行疫情指揮センター）は１日、新たに計７人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。このうちベルギー人の20代男性１人（第469例）について、台湾での域内感染の疑いも含め感染経路の調査を進めている。中央社電などが伝えた。

　ベルギー人男性は５月３日に台湾に入境した。帰国に備え自費でのウイルス検査を７月29日に行ったところ、今日感染が確認された。症状は出ていないが、病院で隔離治療を受けている。報道によれば、洋上（オフショア）風力発電産業で働いているとされる。衛生当局は89人の接触者を把握しており、このうち82人に14日間の外出制限「居家隔離」、７人に「自主健康管理」（手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など）の措置を取っている。

　指揮センターは市民に対し、エレベーター、娯楽場所、映画館、カラオケボックス、キャバクラなどの密閉空間ではマスクを着用し、手洗いや咳（せき）エチケットの実施で、感染リスクの低減に努めるよう呼び掛けている。

　この他の６人は海外で感染したとみられる輸入症例で、フィリピンや中米のグアテマラでの滞在歴があった。

　台湾での感染確認者は累計474人。このうち、輸入症例が382人、台湾での域内感染が55人、海軍の敦睦遠航訓練支隊の集団感染が36人、感染経路調査中が１人。

《新型肺炎》新型コロナ感染のベルギー人技師、彰化・台北・台中・宜蘭に滞在歴（緊急速報）
https://www.ys-consulting.com.tw/news/91336.html

《新型肺炎》新型コロナ感染のベルギー人技師、入境前の３月に症状（緊急速報）
https://www.ys-consulting.com.tw/news/91337.html

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