ニュース 社会 作成日:2021年6月23日_記事番号:T00096832
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)はきょう23日、全県市の新型コロナウイルスの防疫レベル第3段階(レベル3)を7月12日まで延長すると発表した。6月28日までの予定だった。延長は3回目。行政院が検討していた、一部商業施設の規制緩和は発表されなかった。中央社電などが伝えた。
レベル3の延長に伴い、7月12日まで美術館などの休館も続く(23日=中央社)
指揮官の陳時中・衛生福利部(衛福部)長は23日、新型コロナ感染のリスクは依然存在しており、市民の健康を守るため、全県市のレベル3延長を決めたと説明した。
陳部長は22日、台北市と新北市は高リスク、桃園市、苗栗県などは中高リスク、台中市は中リスクだが、防疫レベルは全県市一致させると方針を示していた。
新型コロナ域内感染は6月13日以降、1日当たり200人未満が続き、21日、22日は100人を下回ったが、23日は104人となった。今週に入り、農産物市場運営会社、台北農産運銷(北農、TAPMC)や台北市士林区の長期介護施設などのクラスター(感染者集団)が次々と明らかになった。
防疫レベル3の条件は、1週間に3件以上のクラスター、または1日に10人以上の感染経路不明の域内感染の確認だ。
商業施設は失望感
指揮センターは20日、マスク着用や人数制限が可能な場所は、感染リスクに応じて規制を設定し、映画館や図書館、展示会場などの営業再開を先行する可能性を示していたが、23日の記者会見で発表はなかった。行政院は20日、▽静態の場所、▽十分なスペースがある、▽近距離での接触が不要、▽人の流れを管理できる──の条件を満たし、指揮センターに防疫計画を提出して認められれば、解除する方向で議論していた。
一部規制緩和を踏みとどまったのは、北農や士林区の長期介護施設のほか、台北市士林区の台北表演芸術センター(台北パフォーミング・アーツ・センター)や新北市新店区の耕莘医院でのクラスターも明らかになるなど、北部での感染拡大が理由とみられている。
台湾では市中感染発生を受け、5月15日に台北市と新北市で、19日に全県市で防疫レベル3に引き上げ、映画館などの娯楽施設や宗教施設などの閉鎖を求めている。5月26日以降は、全県市の飲食店の店内飲食が禁止されている。
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